2020.03~06

ティファニーで朝食を』トマス・カポーティ

・彼女には朝食のシリアルを思わせるような健康な雰囲気があり、石鹸やレモンの清潔さがあった。

・そのむくむくした手が彼女の腰をつかもうとしている様は、何かしら正しくないことのように見えた。道徳的にも、というより審美的な意味で。

・安堵の笑みが彼の顔に油のように広がっていった。

・象が洗えちゃうくらいワインを飲んだんだもの。

・私は違うな。なんにでも慣れたりしない。そんなのって死んだも同然じゃない。

・頭がぼんやりして、考えるのにすごく時間がかかる。

・孤独が生活に忍び込んできた。

・砂糖も塩も入っていない料理みたい。

椎名林檎の言葉』

・なんでも思わせぶりはよくないでしょ。ほら、ホテルまでいかないならもう一軒飲みにいくな、終電で帰れよ、みたいな

・”あるといいながある”探しを、自分の身体が足りる範囲で一番パワフルにできる手段が「今」は音楽というだけなんです。

・空の上では、物理的不自由さからか、意識というものだけで存在している気分になる。

・人間は言葉にならないほどのものを感じるからこそ、それを的確に発するよう努めるわけですよね。

 

『カルテット』

泣きながらごはんを食べたことがある人は生きていけます。